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法定通貨にペッグされた暗号通貨や仮想通貨の需要はあるのか?

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先週、MUFGによる仮想通貨のニュースが話題に。

三菱東京UFJ、独自の仮想通貨発行へ 一般向けに来秋:朝日新聞デジタル

 三菱東京UFJ銀行は、独自に開発中の仮想通貨「MUFGコイン」を来秋、広く一般の利用者向けに発行する。ITを活用した金融サービス「フィンテック」の一環で、大手行が仮想通貨を一般向けに発行するのは世界...
朝日新聞デジタル

しかし、この発表を見る限り仮想通貨の定義から外れており、「コイン」と付いていても中身は単なる「通貨建て資産」にしか見えません。

実際、本件に関して金融庁に問いあわせたメディアもあり、「ビットコインのような『仮想通貨』には当たりません」との見解です。

三菱UFJ銀行が「仮想通貨」発行? そんなことできるのか

   三菱東京UFJ銀行が、独自の「MUFGコイン」の実用化に向けて、研究・開発を重ねている。
J-CASTニュース

もしブロックチェーンを使うとしても、日本の銀行がパブリックチェーンでコインを発行するとは思えないため、プライベートチェーンにて実装するのでしょう。

よってこれは、当然「暗号通貨」とも呼べないものですね。しかし実は、暗号通貨の中にもいくつか法定通貨にペッグされた物があります。

例えばNubits。これは、簡単に言うと参加者が原資をマーケットに提供し、取り扱う取引所に接続し、プログラムによる取引でペッグを保つよう努力し、見返りとしてNusharesというインセンティブが与えられる仕組みです。簡単に言うと「みんなで中央銀行システム」でしょうか?

ところがこれを見てください。1年以上続いていたそのペッグが先週突然崩れたのです。

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Twitter上のコメントを見ると、

どうやら、マーケット注入の原資となるビットコインが尽きた、と。この仕組みでペグを保つには、ネットワーク参加者への人気を保つ必要があったと言う事ですね。

諸処での議論は別として、一応はDecentralizedされていた仕組みであるNubits。それに対して2016年春から一気に成長を見せるのがTetherです。

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これは、1企業である香港のTether社が、預かり金を信託に預け透明性を保ちながら発行するという、ブロックチェーン上で稼働するも完全にCentralizedされたコインです。それが、数ヶ月で発行量が10倍以上に膨れあがっています。

皮肉なことに、Goxなどで経験を積んだCryptoトレーダー達は、様々なリスクを理解した上で前者よりも利便性で後者を選ぶという面白い世界になってきました。需要はあると言うことですね。

これらペッグされた暗号通貨ですが、私は今後マイクロペイメントやIoTだけではなく企業間のリアルタイムセトルメントにも重要な役割を果たすと考えています。遅かれ早かれ、自由に流通する日本円版も登場することでしょう。

ところで、まだの方は是非「ブロックチェーンの衝撃」をお読みくださいね!

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最終更新日:2016-06-13 02:50

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